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【幻獣契約クリプトラクト】黄昏の城の黙示録 感想

結末をあらかじめ知ることによってその過程により興味を持ってしまう。
結末を見ることで納得し、結末に興味を失せてしまう。

自分がネタバレをあえて調べている時に思ったことです。
今回は割と前者寄りの物語でした。

だって運営さんの先出画像でだいたい誰の物語かわかってしまったわけですし。それを踏まえての経緯を読むのは楽しかったです。いつ答えが出るのか。かなりじらされましたが。

ここからネタバレ







黄昏の城の黙示録

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アポカリプスの物語でしたね。

アポカリプスと言ったら、チュートリアルでいきなりリズの背中を引き裂き主人公をピンチにさせ、ナディアと出会わせてくれた幻獣です。最初の最初に出た幻獣ですが特に取り上げられることもなく早5年ついに出てきたわけですね。

とはいっても今回は再臨アポカリプス。通常のアポカリプスとの違いが判りませんがそれに関してはサヴェジも同様ですよね。これらは別個体と考えたほうが良いのでしょうか。それとも同じ個体で討伐されずに経験を積んで進化した結果的な?

また初じゃないでしょうか幻獣契約という描写を出したのは。
今まではなんとなく個人でパワーアップしていたのが今回はブレイクさんがシェオールから力をもらい受けパワーアップしました。知性のあるもの同士だったからこそ可能な描写でしたね。ミーリアの時も近い感じでしたか。普段何気なく契約させていますが、こういうシーンは新鮮でした。



さて、いきなりですが今回個人的に好きなシーンはこちら
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馬鹿はこっちがいくら親切に教えてやっても聞きもしない。そのくせ、当人が困った時は頼ってくる。それは先ほど教えたことなのに。
こんな人間に対してマリアカルラは可愛らしいと答えていますね。自分だったら憎らしいですよほんと。ただ考え方によってはおろかな人々を見下し導く。自分が船頭にいなきゃいけない。自分しかいない唯一性に酔いしれている。そう思うと分かりますし、そこまで異常性を感じません。

マリアカルラさんはヴィデーレの誤解を解こうとした方です。
ナディアがフラフラしている間、マリアカルラはやり方はどうであれ行動を起こし、一国?を支配下におき教えを説いていた。

結果的に身元がばれ、絶望から一時的にも精神的に救っていた方々に驚くほどの手のひら返しを食らいしまいには幻獣になろうとしたがなれず、信じていた創造主のことを自分は分かっていなかったそんなとどめを刺されたのにも関わらず最終的には
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めっちゃ前向きじゃん。時間をかけるわけでもなく即こういう考えが出てきた当たり実は本人も気が付いていたり、なんだかんだ頭だけは冷静だったんでしょうね。結果的にそれも実現しちゃうわけだし。

それでもこういうしぶとさは羨ましいところがあります。きっとあなたは金持ちになれる。と思う。

ブレイクさんがずっとナディアを魔女魔女と言って中盤からナディアといったところでしょうか。まー怪しい人間が死にそうな雰囲気で主に近づけばそりゃ言いたくなるか。



あとは彼のこの一言
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物理的な恐怖よりも精神的な恐怖の方がめっちゃ怖い。わかります。
肉食の動物、猛毒の蜘蛛等出会えば殺されてしまうかもしれない相手よりも同じ人間が騙そうとしてくる環境はホント怖いです。まじでどっちか分からないので何を信じればいいのかどんどん分からなくなってくる。相手は生かしたまま搾り取ろうとしてくるので、結果的に死んだ方が楽になる。そんな展開になりえます。
ほんと人間怖いです。

とまぁ、今回は意外と書けた感想回でした。

以上です。

ありがとうございました。